ユーコーコミュニティー秦野支店の桑野です。
お家の外壁を定期的にチェックしているという方はどのくらいいるでしょうか。
外壁材の多くは、定期的にメンテナンスを行うことでお家を長持ちさせることができます。
モルタルを使用した外壁もメンテナンスは必要です。
モルタルの外壁は、耐用年数も比較的長いですが、メンテナンスフリーの外壁ではないので、定期的にチェックして劣化症状がみられた場合には、早めに外壁塗装などのメンテナンスを行うのおすすめです。
初めての外壁のメンテナンスは、まとまった金額を必要とするのでなかなか踏み出せないという方も多いことでしょう。
そこで今回は、モルタル外壁の劣化症状と外壁塗装するタイミングについてユーコーコミュニティー秦野支店が紹介していきます。
塗装が必要かどうかの判断ポイント
お家の外壁をチェックして、下記のような症状がみられた場合は、外壁塗装が必要な状態ですので外壁塗装を検討しましょう。
・水を弾くかどうか
外壁に水をかけて、水が水滴となって流れ落ちるかどうか確認してください。
しっかりと水を弾くようであれば、外壁の防水効果はまだ十分に残っています。
しかし、水をかけた跡が外壁に残ってしまうようなら、外壁の防水効果が失われていて水を吸収してしまっている可能性が高いです。
・ひび割れ
外壁にひび割れが無いかチェックし、1ヵ所でもあれば外壁塗装をおすすめします。
ひび割れは、モルタル外壁が水を吸収することで膨張と収縮を繰り返し、そのダメージによって起こります。
ひび割れの部分には防水効果がないので、その隙間からどんどん水が内部へと入り込んでしまいます。
お家を傷めてしまう原因の一つが水でもあるので、ひび割れが見つかった時には早めに塗装を行いましょう。
・コケやカビの発生
外壁に黒ずみや緑色の汚れのようなものは無いでしょうか。
この黒ずみはただの汚れではなくカビが繁殖したものかも知れませんし、緑色の部分はコケの繁殖によるものです。
北側部分や日当たりの悪い部分の塗装が劣化し、水分や汚れが溜まりやすい状況ではコケやカビが発生しやすいです。
・外壁を触ると粉がつく
外壁を触った時に手に粉がつくのは、塗装の劣化が始まっている証拠です。
塗装に使用されている塗料は、防水効果を得るための油分と色をつけるための粉によってできているのですが、この油分は年数が経つにつれて徐々に無くなってしまい、色を付けるための粉だけが外壁に残ってしまうことで、手に粉がつくようになるのです。
モルタルの外壁塗装にかかる費用は?
モルタル外壁の費用相場を見ていきましょう。
外壁塗装の費用は、外壁の面積やしようする塗料などによって価格は変わってきます。
今回は、比較しやすいように30坪、二階建て住宅を塗装する場合の費用として相場を比較してみましょう。
・ウレタン系の塗料
費用相場は70~100万円、耐用年数が8~10年
・シリコン系塗料
費用相場は80~130万円、耐用年数が10~12年
・フッ素系塗料
費用相場は90~140万円、耐用年数が15~20年
・無機塗料
費用相場は110~170万円、耐用年数が20~25年
費用の相場を把握することで、ライフプランも立てやすくなりますし、見積もりを比較する際にも相場以上の金額を支払ったり、価格を安くすることで起きるトラブルなどを回避することがきます。
業者選びをするときのポイント
外壁塗装は高額のため失敗は避けたいですよね。
業者選びのポイントは、使用する塗料と補修の内容を把握することが大切です。
・塗料の種類別に見積もりを出してくれるか
モルタルの外壁塗装に使用できる塗料は複数ありますので、それぞれの塗料を使った場合の見積もりを出してもらい比較するのがおすすめです。
様々な塗料で比較することで、イメージに近い仕上がりにすることができます。
万が一、1種類の塗料でしか見積もりを出してもらえないようであれば、その業者に工事の依頼をするのはやめましょう。
・ひび割れの大きさをチェックしているかどうか
ひび割れの大きさや数などを聞いたときに、細かく回答してもらえるかどうか確認しましょう。
しっかりと点検してもらうことができていれば、すぐに回答してもらうことができますし、ひび割れの状態にあった補修もしてもらうことができます。
具体的な回答がなく、工事の時に埋めておくなどという業者は、点検自体もいい加減なこともわかりますし、工事をしてもらったとしても施工不良などのトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるので注意が必要です。
塗料を選ぶときのポイント
モルタル外壁に使用できル塗料は数多くあるので塗料の特徴を把握した上で選ぶのがおすすめです。
モルタル外壁の特徴は、凸凹のあるデザインです。
塗装することで、凸凹の特徴が失われてしまうのはショックですよね。
そんな時は、モルタル専用塗料を使用しましょう。
モルタル専用塗料は、凸凹部分を潰すことなくしっかり塗装することができる優れもので、マットな仕上がりがモルタルの高級感ある風合いを保ってくれます。
外壁塗装では、コストパフォーマンスを重視される方も多いです。
フッ素塗料や無機塗料を使用することで、次のメンテンナンス時期を遅らせることが可能となります。
1回の工事費用は、ウレタン系塗料よりも割高になってしまいますが、20年~30年という期間で比較すると工事にかかる費用はお得になります。
モルタル外壁のメンテナンスを行わず放置するのは危険です。
雨漏りやシロアリ被害にもつながってしまうので、定期的に外壁塗装などのメンテナンスを行いましょう。