ユーコーコミュニティー秦野支店で外壁塗装を担当している山中です。
最近、外壁塗装業界で話題となっている塗料があります。
どのような塗料が話題になっていると思いますか?
それは、ハイブリッド塗料です!
今回の記事では、ユーコーコミュニティー秦野支店が今話題のハイブリッド塗料がどのような塗料なのかを詳しく解説していきます。
ハイブリッド塗料のメリットとデメリットもご紹介するので、塗料選びでお困りの方は参考に最後まで目を通してみてくださいね!
無機ハイブリッド塗料の特徴
無機ハイブリッド塗料とは、その名の通り無機成分と有機成分を組み合わせた塗料です。
アクリル塗料やシリコン塗料などは有機成分でできているため、劣化しやすいことがデメリットとされていました。
そこで、そのデメリットを解消するために開発されたのが無機ハイブリッド塗料なのです。
無機塗料は非常に耐久性は高いのですが、無機成分だけで使うことはできません。
なぜなら、柔軟性に乏しくひび割れしてしまうため、塗料として塗装することが難しいからです。
そこで、柔軟性のある有機成分と組み合わせることで、どちらの長所も活かした塗料とすることに成功しました。
ひび割れしにくく耐久性が高い塗料、それが無機ハイブリッド塗料なのです。
無機ハイブリッド塗料のメリット
・高耐久
無機ハイブリッド塗料の一番のメリットは、高耐久なことです!
熱や紫外線に強いため、塗料が劣化しにくくメンテナンスの手間も省けます。
無機ハイブリッド塗料は、20年以上長持ちするものも多いので、その分メンテナンスの費用もかかりません。
・防カビ、防藻効果
カビやコケは有機物を栄養に外壁に根を張ります。
しかし、無機ハイブリッド塗料なら含まれる有機物が少ないので、一般的な塗料よりもカビ・コケ・藻が外壁に繁殖しにくいです。
カビやコケが繁殖してしまうと建物の寿命が短くなったり、見た目が悪くなってしまったりするので、こういったデメリットから家を守ることもできます。
・親水性
無機ハイブリッド塗料には、親水性があるものも多いです。
親水性がある塗料なら、雨水の力で外壁に付いた汚れを落としてくれます。
無機成分は静電気が起こりにくい性質を持っているため、より外壁を綺麗に維持することができるでしょう。
ホコリや塵が外壁に付着しにくく、付着しても雨水で流れてくれることがメリットです。
・不燃性
無機ハイブリッド塗料は、不燃性です。
そのため、例え火事が発生したとしても延焼を抑えることができるのが強みです。
(※無機100%ではないため、全く燃えないわけではありません。)
無機ハイブリッド塗料のデメリット
・初期費用がかかる
無機ハイブリッド塗料は、非常に優れた機能性を持った塗料です。
しかし、その分初期費用がかかってしまうことがデメリットです。
長い目で見ればコストパフォーマンスに優れており、メンテナンスの費用や手間を抑えることができますが、初期費用を抑えたい人にはおすすめしづらい塗料となっています。
人気が高いシリコン塗料の単価相場は2,300~3,500円/㎡ですが、無機ハイブリッド塗料の単価相場は4,300~5,500円/㎡です。
単価でおよそ2,000円/㎡ほど高いため、施工範囲が広いほどその費用差は開きます。
初期費用をかけてでも、メンテナンスの手間や費用を抑えたいという人にユーコーコミュニティーはおすすめします。
・艶消し塗装ができない
無機ハイブリッド塗料は、艶消し塗装ができません。
普通の塗料は、艶消し剤を用いることで艶消し塗装をすることができますが、無機ハイブリッド塗料は艶が消えにくいため、3分艶~5分艶にしかできないのです。
そのため、マットな仕上がりにこだわりたい人にはデメリットとなってしまうでしょう。
・業者選びや塗料選びが難しい
無機ハイブリッド塗料は、業者選びや塗料選びが難しいです。
無機ハイブリッド塗料は、非常にグレードが高い良い塗料ですが、施工する職人の腕が悪かったり仕様を守って施工しなかったりしてしまうと、その良さを発揮できません。
無機ハイブリッド塗料の知識や施工実績のある業者に依頼することが重要となります。
また、ハイブリッド塗料を選ぶ際も注意しなければなりません。
少しだけ無機成分を組み合わせただけでも、無機ハイブリッド塗料として販売することができてしまうからです。
粗悪品もあるので、無機ハイブリッド塗料選びは大手メーカーの信頼できるものを選ぶことをおすすめします。
きちんと試験結果がホームページやカタログに記載されている無機ハイブリッド塗料を選んでくださいね。
そうすることで、無機ハイブリッド塗料選びで失敗しにくくなりますよ!
無機ハイブリッド塗料は、無機成分と有機成分を組み合わせて2つの良さを活かした耐久性が高い塗料です。
初期費用はかかりますが、メンテナンスの手間や費用を抑えることができるため、コストパフォーマンスに優れています。
参考にしてみてくださいね。