ユーコーコミュニティー秦野支店の山中です。
サイディング外壁のメンテナンスでは、どのような種類のサイディングかによって、使う塗料を見極めなければいけません。
窯業系・金属系・木質系のそれぞれで、適した塗料が異なるからです。
適した塗料を使用しないと、施工不良となって塗料が剥げる原因となってしまいます。
今回の記事では、ユーコーコミュニティー秦野支店がサイディング外壁に適した塗料の選び方と、プロがおすすめする塗料を紹介していきましょう。
サイディング外壁別!適した塗料の選び方とプロおすすめ塗料!
・窯業系サイディング
現在日本で最も普及率が高い窯業系サイディング。
しかし、窯業系サイディングには防水効果がありません。
そのため、必ず防水効果がある塗料を選ばなければいけません。
カビ・コケ・藻を繁殖させたくない場合には、汚れに強い塗料を選びましょう。
おすすめ塗料は、以下の3つです。
①水谷ペイント 「ナノコンポジットW」
②関西ペイント 「アレスダイナミックTOP」
③菊水化学工業 「キクスイロイヤルセラクリヤー」
・金属系サイディング
近年新築住宅において人気が高まっている金属系サイディング。
金属系サイディングのメンテナンスでは、必ず金属に適した塗料選びをしなければいけません。
金属は錆びが発生しやすい素材なので、錆び止め効果がある塗料が適しています。
おすすめ塗料は、以下の2つです。
①菊水化学工業
下塗り:SPパワーエポ
上塗り:SPパワーシリコン
②日本ペイント
下塗り:パーフェクトトップ
下塗り:パーフェクトプライマー
・木質系サイディング
木のぬくもりが感じられる木質系サイディング。
木質系サイディングの欠点は、木が吸水して腐食してしまうことです。
そのため、腐食しないように防腐食効果がある塗料を選ぶ必要があります。
木目を活かすなら浸透または半造膜タイプの塗料を選びましょう。
木目を活かさないなら造膜タイプの塗料を選んでくださいね。
おすすめ塗料は、以下の3つです。
①KOSII 「ステンプルーフ」
②オスモ&エーデル 「ウッドステインプロテクター」
③大阪ガスケミカル 「キシラデコール」
サイディング外壁の塗料選びのポイント!
・好みの仕上がりから塗料を選ぶ
サイディング外壁用の塗料には、様々な種類の塗料があります。
サイディング既存の柄を活かして塗装ができるクリヤー塗料や、多色で柄付けできる多色仕上げ用塗料などです。
既存の柄を活かしたい場合には、クリヤー塗料を。
既存の柄の上から色付けしたい場合には、単色または多色塗料を選んでくださいね。
好みの仕上がりが決まっている場合、最初の打ち合わせの際に業者に伝えるとスムーズに塗料決めができますよ。
・プランに合わせた塗料を選ぶ
塗料には主に5つの種類があります。
種類によって塗り替え年数と費用が異なるので、プランに合わせた塗料を選ぶことをユーコーコミュニティーはおすすめします。
・イニシャルコストを抑えたい
・ランニングコストを抑えたい
・イニシャルコストとランニングコストのバランスが良い塗料にしたい
などの目的に合わせて、塗料を選らんでみてください。
イニシャルコストを抑えたい場合には、アクリル塗料もしくはウレタン塗料を。
ランニングコストを抑えたい場合には、フッ素塗料か無機塗料を。
イニシャルコストとランニングコストのバランスが良い塗料を選びたい場合いは、シリコン塗料を選ぶと良いでしょう。
・希望塗料の施工実績がある業者を選ぶ
「この塗料で塗装したい!」と希望がある場合には、その塗料での施工実績がある業者に依頼をしましょう。
良い塗料を選んだとしても、依頼した業者が扱ったことのない塗料だと高品質な施工ができるか分かりません。
希望する塗料がある場合には、その塗料を施工したことがあるか実績を確認してみてくださいね。
・オリジナル塗料は推奨しない
訪問販売をしている業者などでは、オリジナル塗料を扱っていることがあります。
オリジナル塗料は、どのような成分が使われていて耐久性がどのくらいなのか本当のところが分かりません。
中には、塗料メーカーが販売している塗料のラベルを貼り替えて販売している業者もいます。
高品質で適正価格の塗料を選ぶためには、オリジナル塗料を選ぶのは推奨しません。
・適応下地の確認をする
知識のない業者に依頼をした場合、そのサイディングの種類に適さない塗料を使用されてしまう可能性があります。
そのため、塗装を依頼する際は、塗料カタログや見積書を見せてもらって適応下地の確認をしましょう。
自宅のサイディングに適した下地・塗料が選出されているかチェックしてみてくださいね。
サイディング外壁のメンテナンスの際は、自宅で使用しているサイディングの種類に適した下地・塗料で塗装をすることが大切です。
適さない塗料を使ってしまうと、思わぬ施工不良が発生し兼ねません。
窯業系・金属系・木質系でそれぞれ適した塗料を選定してもらいましょう。
紹介したサイディング外壁の塗料選びのポイントを参考にしてみてください。