ユーコーコミュニティー秦野支店の坂本です。
スレート屋根を使用しているお宅も多いです。
スレート屋根は丈夫な屋根材として知られていますが、表面に施されている塗膜が劣化してくると、雨水を吸い込むようになります。
劣化が進み雨水を多く吸い込んでしまうと雨漏りにつながり、家全体を傷めてしまい兼ねません。
そうなってしまうと、屋根塗装でのメンテナンスでは対処しきれなくなるため、屋根の葺き替えをして新しい屋根に交換する必要があります。
しかし、現状の屋根が塗装で対応できるのか、葺き替えが必要になるのかを自分で判断することは難しいです。
そこで今回は、スレート屋根で葺き替えが必要な症状を紹介します。
スレート屋根のメンテナンス方法で迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
状態にあったメンテナンス方法を選ぶ
屋根のメンテナンス方法には、塗装、カバー工法、葺き替えの3種類があります。
メンテナンス方法の中でも、大がかりで費用も高くなるのが葺き替え工事です。
30坪、80~100㎡の場合で金額を比較してみましょう。
屋根塗装・・・60~80万円
カバー工事・・・80~150万円
葺き替え工事・・・100~200万円
屋根のメンテナンスには、まとまった費用が必要です。
ムダな出費を抑えるためにも、状態にあったメンテナンス方法を選ぶことが大切です。
葺き替えが必要かどうかチェックしよう
スレート屋根で、葺き替えが必要となるのは、どのような状態なのでしょうか。
・スレートが水を吸ってボロボロになっている
スレート表面の塗膜が劣化した状態を放置すると、どんどん水を吸ってしまい、常に水を含んだ状態となり、ボロボロになってしまうため、屋根塗装での対処は不可能です。
費用を抑えるためにカバー工法を希望される方もいますが、カバー工法では屋根材が含んでいた湿気を外に逃がすことができないため、新しい屋根を作ったとしても内部の木材などの腐食が進んでしまいます。
そのため、屋根材が常に水を常に含んでしまっているのであれば、葺き替え工事が必要となります。
・雨漏りしている
既に雨漏りしているようなら、カバー工事ではなく葺き替え工事が必要です。
雨漏りしている場合は、内部の木材も水分を含んでいる可能性があるため、下地部分なども一緒に交換するのがおすすめです。
葺き替え以外のメンテナンスが可能な状態とは?
・ひび割れがある
塗膜の劣化によってスレートが水を含むことで膨張し、乾燥すると収縮します。
こうした膨張と収縮を繰り返すことで負荷がかかり、耐え切れなくなるとひび割れを起こすのです。
ひび割れの箇所が少なければ屋根塗装で対処できますが、屋根全体でひび割れが発生している場合には、カバー工法を行いましょう。
いずれにしても、雨漏りが発生していないことが条件となります。
わずかでも、雨漏りしている場合には、葺き替え工事がおすすめですよ。
葺き替えでおすすめの屋根材はあるの?
スレート屋根を葺き替え工事する場合、再度スレート屋根を使用することはほぼありません。
理由としては、定期的なメンテナンスが必要で費用が掛かるためです。
せっかく葺き替えをするのであれば、より長持ちしてメンテナンスコストのかからない屋根材を選ぶのがおすすめです。
では、どのような屋根材を選ぶと良いのかユーコーコミュニティー秦野支店が紹介します。
・ガルバリム鋼板
ガルバリム鋼板は、金属屋根ですがサビたり腐食したりしにくいのが特徴です。
耐用年数は20~30年、費用は5,000~10,000円/㎡となっています。
シンプルなデザインのため、和風・洋風どちらのデザインにもおすすめです。
しかし、金属屋根のため雨音などが響く可能性もあります。
また、色褪せが気になる場合には、屋根塗装を行うのがおすすめです。
・アスファルトシングル
アスファルトシングルは、シート状の屋根材で、北米などでは長い間親しまれています。
シートの表面には、細かい砂粒が圧着されています。
砂粒の色を変えることで色も変わるので、カラーバリエーションも豊富です。
シート状で柔軟性に優れているので、ドーム型の屋根などにも対応可能です。
耐用年数は15~30年、費用は5,000~8,500円/㎡となっています。
アスファルトシングルのメンテナンスでは塗装ができないため、カバー工法や吹き替えによるメンテナンスとなります。
・軽量瓦
軽量瓦は、粘土を使用した和瓦に比べて軽いのが特徴です。
見た目は、和瓦のように厚みと重厚感があるにも関わらず軽いので、地震の揺れによる負担も減らすことが可能出です。
和瓦の場合は、重量があることから、スレート屋根から和瓦へ葺き替えすることはできません。
瓦屋根を希望するのであれば、軽量瓦を選ぶと良いでしょう。
耐用年数は20年~40年、費用は6,000~12,000円/㎡となっています。
屋根のリフォームを考えている場合、どのメンテナンス方法が適しているのかをきちんと把握してから判断することが大切です。
自分で判断するのは難しいので、業者に点検を依頼し相談してみましょう。
ユーコーコミュニティー秦野支店でも、屋根点検を無料で行っていますので、お気軽にご連絡ください。