屋根リフォームをしたい!カバー工法の基礎知識を身に付けよう

ユーコーコミュニティー秦野支店の柚木です。
屋根のリフォームには、カバー工法と葺き替えのどちらかで行うことになります。
しかし、カバー工法と葺き替えの特徴を知らなければ、自分の家にはどちらが適しているのか判断するのは難しいでしょう。
今回は、カバー工法での屋根リフォームに関してユーコーコミュニティー秦野支店が分かりやすく解説していきます。

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そもそもカバー工法ってなに?

屋根のリフォームで業者にカバー工法をすすめられた方もいることでしょう。
カバー工法は、既存の屋根を残したまま、その上に新しい屋根を重ねて作ります。
そのため、重ね武器と呼ばれることもあり、スレート屋根など薄くて軽い屋根をリフォームする場合に用いられる工法です。
和瓦や洋瓦など、既存の屋根がかなり重量のある屋根材の場合にはカバー工法を行うことは基本的にできません。
また、既存の屋根がスレートや金属屋根であっても、和瓦や洋瓦の屋根材でカバー工法を行うこともできません。
家の柱や壁は耐えられる重さによって使用する数が変わります。
屋根材が従来よりも重くなるとより多くの負担がかかってしまい、地震の揺れで重さに耐えきれず倒壊してしまう可能性もあるので危険です。
カバー工法を希望委する場合には、現状の屋根で工事が可能かどうか業者とよく相談して決めることをユーコーコミュニティー秦野支店はおすすめします。

スレート屋根や金属屋根は、定期的なメンテナンスが必要です。
特にスレート屋根は、築10年程度で屋根塗装を行うことになりますが、劣化が進んでしまうと塗装では補修できなくなってしまうので、そういいった場合にはカバー工法で対処することになります。

カバー工法のメリット

カバー工法のメリットを見ていきましょう。

・耐用年数が長い
屋根塗装の耐用年数は、塗料の種類にもよりますが5~20年程度となっています。
それと比較すると、カバー工法は20~40年程度と長持ちするので、長期的にメンテナンス費用を考えるとお得です。
塗装で使用する塗料も開発が進み、長持ちする塗料もありますが、30年以上持ち塗料はまだ開発されていないので、カバー工法をした方がメンテナンス頻度も少なくコストも抑えることができます。

・葺き替えよりも安い
カバー工法の一番の特徴が、既存の屋根の残したまま新しい屋根を重ねて作ることです。
そのため、既存の屋根の撤去費用や処分費用などは発生しないので、20~30万円程度費用を抑えることが可能で、工事も短く人件費も少なくなります。
また、2000年よりも前に施工された屋根材の中には、アスベストが含有しているものもあります。
その場合は、専用処分費が必要となり、アスベストが人体に影響を及ぼさないようにしながら工事を行います。
葺き替えは、こうした作業が必要となりますが、カバー工法では既存の屋根を撤去しないので、専用処分費なども発生することはありません。

・断熱性と遮音性がアップする
カバー工法によって屋根が2重になることで、屋根が厚くなるため、室内の温度変化を抑えることができますし、雨の音なども響きにくくなります。
屋根塗装でも、断熱効果や遮熱効果のある塗料がありますが、それ以外の塗料ではこうした効果は得ることはできません。

塗装できない屋根にはカバー工法がおすすめ

屋根材によっては、塗装によるメンテナンスができないものがあります。
また、塗装メンテナンスでは補修できない場合にもカバー工法をおすすめします。

・パミールの屋根
スレート屋根材にパミールという種類がありますが、パミールの屋根材には塗装メンテナンスができません。
劣化が進むと、ミルフィーユのように層状に剥がれてくるので塗装メンテナンスでは対処できないのです。
パミールの屋根のメンテナンスはカバー工法がおすすめです。
劣化が進むと、雨漏りしてしまうのでその前にカバー工法で家を守りましょう。

・屋根材の割れが多発している
スレート屋根は、築10年を経過したころからひび割れが発生してきます。
ひび割れが屋根全体の20%以上で発生しているようなら、屋根塗装よりもカバー工法を行うのが良いでしょう。
ごく一部でのひび割れであれば、屋根塗装での補修も可能ですが、多くある場合は屋根全体の劣化も考えられるので、カバー工法が適しています。

カバー工法をするときの注意ポイント

・下地まで傷んでいる時はNG
既に雨漏りをしている場合や下地部分が湿っている場合には、葺き替え工事を行いましょう。
この状態で工事してしまうと、屋根に溜まった湿気をそのまま閉じ込めてしまい、湿気によってさらに傷みが進行してしまいます。

・屋根の重量が増す
屋根が2重になることで、屋根リフォームする前よりも屋根の重みは増してしまいます。
屋根が重くなると、必然的に家にかかる負担も大きくなり、地震の揺れも大きくしてしまう可能性もあります。
しかし、カバー工法では、既存の屋根も新しい屋根も軽い屋根材を使用するため、地震の揺れによって家にかかる負担は少ないと考えられます。
家の強度に不安がある時は、業者に相談することをユーコーコミュニティー秦野支店はおすすめしますよ。

・雨どいの位置変更
カバー工法を行うことで、既存の雨どいの位置で対応しきれないケースもあります。
カバー工法で屋根リフォームをした時には、雨どいの位置の調整も忘れずに行いましょう。

 

屋根リフォームをする時には、葺き替えだけではなくカバー工法も視野に入れて検討しましょう。
カバー工法の基礎知識を持つことで、納得のいく屋根リフォームを行うことができるでしょう。
屋根リフォームのご相談もお気軽にユーコーコミュニティー秦野支店へお問い合わせください。

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