ユーコーコミュニティー秦野支店の桑野です。
家がシロアリ被害に遭うと、家の大切な柱が腐朽してしまい、放置したままでは家が崩壊する可能性も否めません。
もし、シロアリ被害に遭ってしまったら大切な家を守るためにもきちんと駆除をすることが大切です。
そこで今回は、ユーコーコミュニティー秦野支店が自分でシロアリ駆除をする方法を伝授しましょう。
自分でシロアリ駆除をする方法
シロアリの駆除は道具を揃えられれば自分でも行えます。
駆除の方法はベイト工法とバリア工法の2種類があるので、シーンによって駆除の方法を選ぶのがポイントです。
【ベイト工法】
ベイト工法は、家の周りに毒餌を埋めてシロアリを引き寄せてから駆除する方法です。
即効性はバリア工法よりも低めですが、床下に潜らなくて良いので、自分で駆除しやすいのが特徴です。
床下に潜り込まずに簡単に駆除したい方におすすめの駆除方法ですよ。
薬剤を散布しなくて良いので、安全にシロアリ駆除をしたい方にもぴったりでしょう。
また、揃える道具が少ないので2万円あれば自分で駆除することができますよ。
プロに依頼した場合は15万~40万ほどかかります。
・用意するもの
ベイト剤、スコップ、軍手があればOKです。
汚れても大丈夫な服装で行ってくださいね。
・駆除方法
ベイト工法でのシロアリ駆除の方法は、シロアリが発生しそうな箇所にベイト剤を埋めるだけです。
家の基礎からおよそ30cmほど離れているところに3cmの深さの穴を掘って埋めましょう。
必ずシロアリの侵入口が下になるようにして1~2mの間隔でベイト剤を1つ埋めてくださいね。
トイレ、お風呂、洗面所、花壇、玄関、樹木がある付近にシロアリが発生しやすいですよ。
【バリア工法】
バリア工法は、床下の土や家の木材に薬剤をかけてシロアリを駆除する方法です。
王道な駆除方法で、即効性があるのが特徴です。
シロアリ駆除と予防を同時にしたい人や、すでに被害に遭っている方にはこちらの方法を選んでくださいね。
自分で駆除した場合は、2万~3万円ほどでできますよ。
プロに依頼した場合は、10万~15万ほどかかります。
・用意するもの
防塵マスク、ゴム手袋、ヘッドライト、タオル、上下つなぎ、ブルーシートなどの養生できるもの、長靴、木部用のシロアリ駆除薬剤、土壌用のシロアリ薬剤、噴霧器、電動ドリルを用意してください。
・駆除方法
①まずは、つなぎ、ゴム手袋、長靴、ヘッドライト、タオル、防塵マスクを着用してください。
室内が汚れるのを防止するため、床下点検口の周りをブルーシートなどで養生します。
②次に、木部に穴を開けましょう。
柱と基礎の間や、基礎が地面に接している箇所、木部同士が接している箇所に穴を開けてくださいね。
木の厚みに対し、2/3程度の深さの穴にするのがポイントです。
穴の間隔は、30㎝以上離してください。
③床下に入って、噴霧器のノズルを穴を開けた所に当てて木部用の薬剤を入れましょう。
柱にも忘れずに薬剤を入れてくださいね。
④布基礎の家の場合は、土壌用の薬剤も散布してください。
⑤最後に、床下から出て外にある木材などを消毒しましょう。
ダンボールなどの紙製のものは水を含みやすく、シロアリの餌となり近寄ってくるので、必ず消毒してくださいね。
基本的にはプロにシロアリ駆除を依頼しよう
シロアリ駆除は、自分でも行えますが、基本的にはプロに依頼するのがユーコーコミュニティーおすすめです。
なぜなら、自分では駆除に失敗する可能性もあり、道具を揃えるのも大変だから。
そのため、自分の家がどの程度シロアリ被害に遭っているかによってプロに依頼するのか、自分で駆除をするのか判断してくださいね。
プロに依頼した方が良い例
・アメリカカンザイシロアリがいる場合
シロアリの種類が「アメリカカンザイシロアリ」だった場合、自分で駆除するのが難しいとされています。
このシロアリの駆除方法は、まだ決まっていないので、プロでも駆除するのが大変です。
アメリカカンザイシロアリは、6~9月になると外にでる習性があり、赤褐色または黒褐色の見た目をしていて、木材に混ざっていることが多いので、発見するのが難しいです。
木材付近の糞粒の有無によって判断をしてください。
6本筋が入っている1mm以下の球状の糞があれば、アメリカカンザイシロアリがいる証拠です。
6~9月にこのようなシロアリを見かけたら、アメリカカンザイシロアリの可能性があるのでプロに駆除を依頼してくださいね。
・シロアリ被害が大きい場合
複数のシロアリ被害がある場合にも、自分で駆除するのは避けましょう。
自分で行う点検では、すべてを把握することが難しく、他にも被害があるかもしれません。
被害をこれ以上増やさないためにも、プロにしっかり点検・駆除・消毒をしてもらってください。
シロアリの駆除は自分でも行うことができます。
しかし、場合によってはプロに依頼をした方が良い場合もあるので、不安な場合はプロに任せましょう。
シロアリ被害を防ぐためには、シロアリを寄せ付けない工夫も大切ですよ。