他の屋根材と比較しながらコロニアル屋根の長所・短所を紹介!

ユーコーコミュニティー秦野支店の柚木です。
コロニアルは、スレート屋根の一種。
ケイミューから発売されている商品で、セメントが主成分となっており、現在の商品にはアスベストは含まれていません。
新築戸建の約7割に採用されているシェア率が高い屋根材で、耐用年数が20~30年持ちます。
そこで今回の記事では、他の屋根材と比較しながらコロニアル屋根の長所・短所を紹介していきましょう。

ユーコーコミュニティー,秦野支店,屋根

現在製造されているコロニアル

現在でも製造されているコロニアルを2つ紹介します。

・ケイミュー「コロニアルクァッド」
最も普及率が高いコロニアルで、製造中止となったコロニアルNEOより耐久性が高くなった商品です。

・ケイミュー「コロニアルグラッサ」
コロニアルクァッドよりグレードが高い商品で、ケイミュー独自のグラッサコートという色褪せしにくい技術が使われています。
緑や青といった色味のあるカラーを選びたい場合は、こちらの屋根材を選んだ方が色褪せしないでしょう。

コロニアルと他の屋根材比較

・コロニアル
耐震性:○
建材費:◎ (単価費用は4,000円/㎡~)
割れにくさ:×
コケや藻の繁殖のしにくさ:×
メンテナンス性:×
バリエーション:○
施工業者の数:◎

・瓦
耐震性:△
建材費:△ (単価費用は8,000円/㎡~)
割れにくさ:○
コケや藻の繁殖のしにくさ:△
メンテナンス性:△
バリエーション:◎
施工業者の数:△

・ガルバリウム鋼板
耐震性:◎
建材費:○ (単価費用は6,000円/㎡~)
割れにくさ:◎
コケや藻の繁殖のしにくさ:△
メンテナンス性:△
バリエーション:○
施工業者の数:△

屋根材「コロリアル」の長所

・耐震性に優れている
コロニアルは耐震性が高い屋根材で、重さは瓦の半分しかありません。
そのため、地震の影響を受けにくいことが長所の1つです。
実際、1995年に発生した阪神淡路大震災の際にもコロニアル屋根の家は崩壊を免れました。

・建材費が安い
コロニアルは、新築住宅でのシェア率が7割と人気の建材です。
人気がある商品のため、建材費が安く済み、施工費用を抑えられます。

・バリエーション豊富
ケイミューから販売されているコロニアルは、カラーバリエーションが豊富。
自宅の外壁に合わせて好きな色を選ぶことができるのではないでしょうか?。
シンプルなデザインのため、どのような家のデザインにも合いやすいとユーコーコミュニティー秦野支店は思います。

・施工業者の数が多い
コロニアルは、普及率が高い屋根材です。
そのため、多くの業者がコロニアルを扱ったことがあり、業者によっての品質のムラがないことも魅力でしょう。
瓦や金属屋根の施工には、知識や技術が必要ですが、コロニアルの施工には腕が必要ありません。
職人の施工費も抑えられますよ。

屋根材「コロニアル」の短所

・割れやすい
コロニアルは劣化して防水性が落ちてしまうと、割れやすくなってしまいます。
割れたからといって、すぐ雨漏りするわけではありません。
しかし、悪化してしまうと欠けたり、広範囲にひび割れしてしまいます。
屋根の防水性が低下する前に、屋根の点検をしてもらいましょう。

・コケや藻が繁殖しやすい
防水性が落ちてしまうと、ひび割れの他にもコケや藻の繁殖といった症状が見られるようになります。
特に日が当たりにくい場所で繁殖しやすく、繁殖してしまうと湿気を帯びた状態となり、耐久性が失われていく原因に。
こちらも同じように、適切な時期に塗装メンテナンスをすることが大切ですよ。

・定期的にメンテナンスが必要
コロニアルは、20~30年の耐用年数がある屋根材です。
しかし、築5~7年くらいでひび割れやコケ・藻の繁殖といった劣化症状が現れます。
そのような症状が見られたら、メンテナンスを行わなければいけません。
塗装工事の費用は1回につき40~80万円ほどかかってしまいます。
それを5~7年おきに定期的に行うとなるとメンテナンス費用も結構な額になってしまうでしょう。
コロニアルは、このようにメンテナンスの手間がかかる屋根材のため、他の屋根材よりもコストがかかってしまいます。
初期費用は抑えられますが、メンテナンス費がかかるので、屋根塗装時にはフッ素や無機塗料といった、グレードの高い塗料を使用するのがおすすめです。
また、他の屋根にカバー工事または葺き替え工事を行うという手もありますよ。
もし、広範囲にひび割れや欠けが見られたり、雨漏りしてしまった場合には、葺き替え工事を行ってくださいね。
カバー工事の費用は、100~150万円ほどで、葺き替え工事の費用は、150~200万円ほどが相場となっています。

 

コロニアルは、ケイミューから販売されているスレート屋根です。
安価で丈夫な屋根材ですが、こまめなメンテナンスをしなければいけません。
5年に1度定期点検を行うことで、屋根が劣化するのを防ぐことができるため、点検・メンテナンスをしっかりすることが大切です。
台風や強風発生時にも、屋根の板金が飛んでしまっていないか、へこんでいないか点検してもらうと安心できるでしょう。

ユーコーコミュニティー,秦野支店,屋根
最新情報をチェックしよう!