Q&A解説!屋根の釘浮きや釘抜けを放置するとどうなるの?

ユーコーコミュニティー秦野支店の桑野です。
屋根は家の耐久性を左右する大事な場所です。
その屋根を固定している釘は、欠かせない部材と言えるでしょう。
では、その釘が浮いていたらどうなってしまうのでしょうか?
今回の記事では、ユーコーコミュニティー秦野支店が屋根の釘浮きを放置するとどうなるのかという疑問について解説していきます。

ユーコーコミュニティー,秦野支店,屋根リフォーム

屋根の釘浮きを放置するとどうなるの?

屋根の釘打ちを放置すると、以下のような様々なトラブルに巻き込まれてしまいます。

・板金や瓦の落下
釘浮きを放置してしまうと、強い台風が発生した時に棟瓦や棟板金が飛ばされてしまう可能性があります。
下から上へと強い風が吹くことで、浮いている板金の隙間から風が入り、飛んでしまうのです。
また、板金は金属製のため、飛ばされてしまうと自分の家だけでなく周囲への被害も大きくなる可能性が高いでしょう。

・板金や瓦の変形、破損
釘が緩んだままの放置は、棟瓦や棟板金が変形・破損する原因となります。
釘が浮いたり抜けたりすると、屋根の瓦や板金をしっかり固定することができないため、強風時に板金や瓦が変形して壊れてしまうすることも。
大きな変形や破損は、その隙間から雨水が入り込み家を傷めてしまいます。

・浮いた釘の隙間からの雨水の侵入
水は狭い場所にも入り込むことができるため、ほんのわずかな隙間からでも雨水が侵入してしまいます。
雨水が入り込むと、屋根の木材が傷んで棟板金の中にある「貫板」が腐る原因に。

・雨漏り
雨水が隙間から入り込むと、最悪雨漏りが発生します。
家の中に雨水が入り込むと、建物内部の木材が腐って、家の寿命を縮めてしまいます。

釘浮きや釘抜けを放置してしまうと、このようなトラブルになり兼ねません。
釘浮きや釘抜けに気づいたら、絶対に放置はしないようにしましょう。

屋根の釘が浮いたり抜けてしまうのは、なぜ?

屋根を固定する棟瓦や棟板金を支えるためには、釘が必要です。
しかし、どのような家の場合も、築7~8年程度でこの釘が抜け始めるようになります。
釘が抜けてしまう理由は、屋根材の種類によっても異なるので解説しましょう。

・瓦屋根
瓦屋根は、雨水の侵入を防ぐために棟瓦をビスまたは釘で固定をしています。
しかし、瓦屋根が経年劣化で劣化をすることで、釘も一緒に緩んでしまうのです。

・スレート屋根
スレート屋根は、雨水が入り込まないように棟板金を釘で固定しています。
板金は金属製でできており、日中に太陽の光を浴びることで温まって膨張してしまいます。
その後、夜に涼しくなることで板金が縮み、熱膨張を繰り返して釘が浮いたり抜けてしまうのです。

釘が浮いたり抜けてしまったらどうしたら良いの?

屋根の点検を釘が抜け始める時期に合わせて築後8年前後で行いましょう。
屋根の釘が浮いているかどうかは、高い位置にあり、目視することは難しい場所にあるため自分では気づくことができません。
もし、自分で遠目で確認することができたとしても、釘が本当に浮いてるのかは自己判断が難しいでしょう。
そのため、専門業者または、家を建てたハウスメーカーや工務店に相談をしてください。
はしごで屋根に登ってくれるか、ドローンを利用して屋根の見えにくい部分まで点検をしてくれる業者に依頼することが確実です。
屋根の点検だけであれば、無料で行ってくれるリフォーム会社や屋根塗装業者もいます。
自分で屋根に登って確認をすることは大変危険なので、事故に遭わないためにも、業者に必ず依頼をしてくださいね。

釘の浮き・抜けの補修費用は、1棟につきおよそ1万円~3万円ほどで行えます。
釘浮きを放置して雨漏りしてしまうと、大掛かりな工事が必要となり、3万円では工事ができなくなってしまいます。
高額な工事を避けるためにも、釘浮きや釘抜けは放置せずに、気づいた時点で釘を打ち込みなおしてもらうことが大切ですよ。

悪徳業者に要注意!

「屋根の釘が浮いてますよ」と、訪問販売で屋根のリフォーム会社が訪れることも珍しくありません。
「屋根の釘が浮いてるから危険ですよ」
「建物が崩壊しないうちに早急に工事をしましょう」
と工事を急かすような業者には要注意です。
屋根の釘がどのような状態かは、例えプロでも遠目から確認するのは難しいからです。
悪徳業者の可能性が高いため、そのような訪問販売は契約しないように気を付けてください。
もし、本当に屋根の釘が浮いているのであれば、自宅だとハッキリ分かるように釘が抜けている証拠写真を撮ってもらいましょう。
証拠もなく屋根のリフォームの契約を迫る業者には騙されないようにしてくださいね。

 

屋根の釘浮きや釘抜けを放置してしまうと、最悪雨漏りにつながってしまいます。
雨漏りを起こすと、修繕費用が何十万・何百万とかかってしまうため、工事費が安いうちに補修をすることをユーコーコミュニティー秦野支店はおすすめしますよ。
築8年前後で屋根の点検をしてもらいましょう。

ユーコーコミュニティー,秦野支店,屋根リフォーム
最新情報をチェックしよう!