ユーコーコミュニティー秦野支店の柚木です。
瓦屋根なら塗装メンテナンスが必要ないと聞いた、そこのあなた。
実は全ての瓦が塗装が不要なわけではありません。
では、どのような瓦であれば塗装が必要になるのでしょうか?
塗装が必要な瓦屋根と塗装が不要な瓦屋根の種類をユーコーコミュニティー秦野支店が紹介していきましょう。
自宅の屋根が瓦だという方は、最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
塗装が必要な瓦屋根
塗装が必要になる瓦屋根は、金属系・セメント系・スレート系の瓦の3種類です。
・金属系
ガルバリウム鋼板やトタンなどの金属系の瓦は塗装メンテナンスが必要です。
金属系の屋根は防水性に優れていますが、錆びる恐れがあります。
錆びた箇所から徐々に錆びが広がり、穴が開いてしまうため、塗装によるメンテナンスを行わなければなりません。
塗装メンテナンスの目安はそれぞれ以下の通りです。
トタン:築5~8年
ガルバリウム鋼板:築15~20年
・セメント系
セメント瓦・モニエル瓦は塗装が必要な瓦です。
紫外線で屋根材が劣化すると撥水効果が薄れ、雨水を屋根が吸収するようになり、雨水を吸った瓦は、膨張と縮小を繰り返してひび割れしてしまいます。
そのまま放っておくとさらにひび割れが大きくなり、屋根材が欠け、雨漏りの原因に…。
築10~15年を目安に塗装メンテナンスを行いましょう。
・スレート系
スレートやコロニアルなどの瓦も塗装が必要な瓦です。
セメント瓦と同じように、紫外線で劣化すると雨水を吸うようになってしまいます。
スレート系の瓦は薄いので劣化しやすく、築8~10年を目安に塗装メンテナンスをしなければいけません。
適切なタイミングで塗装工事をしないと、スレートの劣化がさらに進んで屋根の葺き替え工事やカバー工事をすることになってしまいます。
大掛かりな工事になる前に、塗装を行ってくださいね。
塗装が不要な瓦屋根
塗装が不要な瓦屋根は、粘土瓦です。
粘土瓦は防水性が高いため、塗装メンテナンスをしなくても60年~100年持ちます。
しかし、防水シートや棟瓦を抑えている漆喰はメンテナンスが必要です。
塗装が要らないといっても、メンテナンスフリーなわけではないので、築20~30年を目安に交換・補修を行いましょう。
瓦屋根の塗装工事の費用相場はいくら?
瓦屋根の塗装工事の費用相場を見ていきましょう。
屋根の面積が80㎡の場合では、40~80万円が相場となっています。
しかし、塗料のグレードによっても金額は上下するため種類ごとの相場と耐用年数も紹介しましょう。
・ウレタン
費用相場:40~45万円
耐用年数:5~10年
・シリコン
費用相場:42~50万円
耐用年数:7~12年
・フッ素
費用相場:55~70万円
耐用年数:15~20年
・無機
費用相場:63~80万円
耐用年数:20~25年
このように、塗料のグレードによって価格・耐用年数は異なります。
ウレタンは安く工事ができますが、5~10年後にまた再塗装をする必要があり、手間に感じるでしょう。
シリコンはウレタンとあまり値段が変わらずに、もう少し耐用年数が長いため、多くの方が屋根塗装の際に使用しています。
また、フッ素や無機塗料はウレタンや無機塗料に比べてイニシャルコストがかかりますが、耐用年数が長いため、ランニングコストがかかりません。
メンテナンスの手間が省けるので、余計な足場代や人件費が請求されず、トータルで見た工事費用はお得になります。
塗装工事の際には、価格と機能性、耐用年数のバランスを見ることをユーコーコミュニティーはおすすめしますよ。
初期費用をかけたくない方はシリコン、トータルでお得にメンテナンスの手間を省きたい方はフッ素または無機塗料を選んでみてはいかがでしょうか?
業者選びのポイントは?
塗装工事をする際には、業者選びも大切。
屋根は自分で劣化症状などの状態を見ることが難しい箇所なので、悪徳業者に騙されないように慎重に業者を選ばなければいけません。
では、どのように業者を選べば良いのかユーコーコミュニティー秦野支店がポイントを解説していきましょう。
・塗装実績のある業者を探す
塗装会社は全国にたくさん点在しますが、中には知識や実績があまりない業者もいます。
知識や実績がない業者に依頼してしまうと、施工不良が起こる可能性が高いです。
そのため、自宅に使われている瓦の種類の塗装実績がある業者を探してみてくださいね。
・資格を保有する職人がいる
塗装業は資格を持っていなくても工事ができる職種のため、正しい知識がなくても工事ができてしまいます。
正しい知識を持った業者に工事をしてもらうためには、「塗装技能士」の国家資格を持つ職人がいる業者に依頼をすることがポイントです。
ユーコーコミュニティーにも国家資格を持つ職人が多数在籍していますよ。
瓦屋根なら全て塗装が不要だというわけではありません。
粘土瓦であれば塗装が要りませんが、金属系瓦やセメント瓦、スレート瓦は塗装が必要です。
いずれも適切なタイミングでメンテナンスを行ってくださいね。