ユーコーコミュニティー秦野支店の桑野です。
屋根の劣化状況によっては、葺き替え工事が必要です。
しかし、そんなに簡単に葺き替え工事をすすめられても、工事内容も費用相場もわからず困ってしまった方もいるのではないでしょうか。
屋根のメンテナンス自体、頻繁に行うものではないため、知識を持っていないのも当然です。
屋根の葺き替え工事をする前に、特徴や費用相場を把握しておくことはとても大切です。
葺き替え工事対する不安をなくすためにも、屋根の葺き替え工事のメリットとデメリットや葺き替え時期の目安、相場についてユーコーコミュニティー秦野支店が詳しく解説していきます。
葺き替え工事ってどんな工事?
屋根の葺き替え工事は、今までの屋根を取り外して新しい屋根に交換する工事で、部分的な補修では対応できないような状況の時や、耐震性向上などを目的とした軽い屋根への交換をするときに行います。
・メリット
雨漏りなどによって屋根が傷んでいる場合、新しい屋根に変えることで下地部分もすべて交換することができます。
カビなどの発生の心配もなくなり安心して生活することができるでしょう。
また、瓦屋根などの重量のある屋根を葺き替えによって軽い屋根材にすることで耐震性が向上し、万が一地震が起きたときも家にかかる負担を減らすことができます。
葺き替えによって、別の屋根材を使用することが可能なため、家の雰囲気を変えることもできます。
・デメリット
屋根塗装やカバー工事と比較すると大がかりな工事のため、それなりの費用が掛かってしまいます。
工期も、10~20日と、他のメンテナンス工法よりも長くなっています。
葺き替え工事が必要となる目安
屋根は家を守るために必要であり重要な役割を持っています。
屋根が寿命を迎え、葺き替え工事が必要となるのはどのような症状なのでしょうか。
・屋根材別の寿命期間
屋根材によって寿命を迎える時期は違いますし、日当たり、住んでいる地域によっても劣化速度が違うため、一概に○○年と言い切ることができないので、目安として把握しておきましょう。
スレート・・・20~30年
和瓦・・・50~80年
セメント瓦・モニエル瓦・・・30~40年
アスファルトシングル・・・15~30年
トタン・・・15~20年
ガルバリウム鋼板・・・20~30年
・劣化症状
屋根材の傷みがひどく、塗装や部分補修では対応できない、雨漏りしたことで下地部分まで傷んでいるような場合には葺き替え工事を行います。
年数が経つことで、下地も劣化したわんでしまい、屋根の強度が十分に得られず危険です。
費用の相場
屋根の葺き替えにかかる費用は、屋根の広さが100㎡の場合で90~250万円程度となっています。
費用に幅があるのは、既存の屋根材の種類とその撤去や処分にかかる費用と、新しい屋根に使用する屋根材の種類が大きく関係してきます。
既存の屋根が瓦屋根の場合の葺き替え費用は120~250万円、スレート屋根では95~220万円、金属(トタン)屋根の場合には90~200万円程度となっています。
雨漏りがなく傷みがそれほど進んでいない場合には、カバー工法での対応も可能です。
業者に状況をチェックしてもらいカバー工法が可能かどうか相談することで、費用を抑えることもできますよ。
補助金や保険の対象になるか確認しよう
葺き替え工事をすることで、屋根が新しくなることはうれしいですが、やはり費用面が気になるという方も多いです。
費用の負担を減らしたいという方は、補助金や火災保険の対象となるかどうか確認してみましょう。
・補助金
既存の屋根が瓦屋根の場合、軽い屋根材に葺き替えすることで耐震性を高めることが可能です。
そのため、葺き替え工事が耐震リフォームとして認められれば、補助金の対象となりお金が受け取れるかもしれません。
また、葺き替えした屋根材に遮熱効果や断熱効果といった機能がついていれば、エコリフォームとして補助金の対象になる可能性もあります。
自治体によって、補助金の制度や条件などが違うので、必ず受けとることができるとは言えませんが、可能性がある限り問い合わせてみてください。
・火災保険
火災保険に加入している家も多いですよね。
火災だけではなく風災にも適用可能な保険もあるので確認するとよいでしょう。
保険金の対象となれば、工事の負担も減らすことができます。
葺き替えでおすすめの屋根材
葺き替えで使用するおすすめの屋根材を紹介します。
・ガルバリウム鋼板
耐久性が20~30年と長く、機能と価格のバランスが良いのが特徴です。
シンプルですっきりした印象のため、人気の屋根材です。
・ジンカリウム鋼板
ジンカリウム鋼板は、表面に自然石がコーティングしてあるためマットな仕上がりが特徴です。
耐久性は30~50年で、錆びや色褪せが少ない屋根材です
・アスファルトシングル
耐久性は20~30年で、とても軽い屋根材のため地震の揺れによる負担が少ないのが特徴です。
カラーバリエーションに富んでいるため、洋風デザインの家の屋根にぴったりです。
・軽量瓦
瓦屋根は重くて家への負担が心配という方におすすめなのが、軽量瓦です。
軽量ながら、厚みや重厚感があり和風デザインの家におすすめです。
耐久性は20年~40年で、メンテナンス頻度が少ないのが魅力です。
屋根の葺き替えは、費用の負担も大きいので慎重に決めなければなりません。
葺き替えに関する知識を持つことで、不安を解消することができます。
葺き替えに関する不安や疑問については、ユーコーコミュニティー秦野支店がいつでもご相談に応じます。
お気軽にご連絡ください。