雨漏りというと屋根や外壁から起こるイメージがありますよね。
しかし、見落としがちな場所として破風板(はふいた)からの雨漏りがあるんです。
破風板って何?って思った人もいるかもしれませんね。
破風板とは、屋根の側面に付いている板のことで、劣化してしまうと、破風板が水を吸いこんで隙間から屋根裏や軒天に水が浸水して雨漏りしてしまうことがあるのです。
そんなわけで、今回の記事ではユーコーコミュニティー秦野支店の坂本が、外壁塗装や屋根塗装と一緒に行いたい破風板のメンテナンスについて語りましょう。
破風板のメンテナンスをしよう
破風板は、屋根の側面にあり、あまり気にされることのない部分ですが、雨漏りしないためにもメンテナンスを行いましょう。
①破風板自体の劣化を防ごう
破風板は「ケイカル板」または「木材」で出来ていることが殆どです。
どちらも吸水するようになると素材がボロボロになって劣化してしまうため、防水機能を持つ塗装をすることが大切。
塗装せずに劣化した破風板をそのまま放っておくと、カバー工事や交換工事をすることになり、塗装でメンテナンスを行うよりも2~4倍の費用がかかってしまうのです。
メンテナンス費を抑えるためにも早めの塗装が理想でしょう。
また、ガルバリウム鋼板・胴製の破風板の場合は吸水しない素材のため、塗装メンテナンスをする必要がありません。
しかし、錆びが発生した場合や錆びを予防するために塗装することもあるので、業者に点検してもらってください。
②雨漏りのリスクを防ごう
先述した通り、破風板は吸水状態になると膨張と収縮を繰り返し、そのうち変形してしまいます。
変形して歪んでしまった隙間から水が入ると、屋根裏や軒天に水が侵入してしまい、更に家の中に入り込むと2階の天井から雨漏りしてしまうことも。
雨漏りを防ぐためにも破風板を塗装することは重要なのです。
③綺麗な見た目を保とう
一般的な屋根というと、切妻屋根が挙げられます。
切妻屋根は、破風板が見えやすい造りになっているので、紫外線や雨を受けて劣化しやすい屋根です。
破風板が劣化していると目立ちやすいので、美観が損なわれてしまいます。
劣化後に破風板の塗装を行うこともできますが、補修した跡や凸凹が目立ってしまい気になるので、美観が損なわれる前に塗装するのがユーコーコミュニティー秦野支店のおすすめです。
また、寄棟屋根の家の場合は、破風板の前に雨桶があるので、紫外線や風の影響を受けにくく、劣化しづらい上に劣化したことも目立ちにくい屋根となっていますよ。
破風板のメンテナンス費用相場って?
破風板を塗装した場合の費用相場は、1,000~1,300円/m。
基本的には2度塗りとなっていますが、下地の状況次第では、下塗り剤を塗装してからの塗装になるので、3回塗りとなることもあります。
破風板を塗装する際には、足場が必要なので、費用相場+足場代が必要になってしまうため、外壁塗装や屋根リフォームのついでに一緒に破風板の塗装を行うことで足場代を浮かせることが可能です。
破風板を塗装する際の注意点って?
①下地処理をしてから塗装する
破風板が劣化しているのであれば、下地処理でケレン作業や補修を行ってもらいましょう。
表面が平らになるように削る作業のことをケレン作業と言いますが、これを行うことで塗料がしっかりと密着して剥がれにくくなるんですよ。
②破風板の素材に合う塗料を使用する
破風板は、その家によって使われている健在が異なります。
金属の破風板の場合は特に、スチールや塩ビ鋼板などと様々な種類があるため、素材に合う塗料を使用することが重要なのです。
素材に合わないものを使用してしまうと不具合が起きてしまう可能性も否めません。
見積り依頼の際に、破風板に何の塗料を使用するのかをきちんと確認しておきましょう。
・木材系
木材用の浸透タイプの塗料が最適。
・金属系
金属用の下塗りor錆止めを塗ってください。
※塩ビ鋼板は、専用の塗料を使用
・ケーカル・窯業系
下地が傷んでいるならケレンし、色付け塗料を選びましょう。
③破風板が劣化しすぎていたらカバーまたは交換する
破風板が欠けていたり、ひび割れている場合は、塗装はしないでください。
上からカバーを行うか、新しい破風板に交換する工事をしましょう。
軽度のひび割れであれば、補修して塗装しなおすこともあるのですが、補修面積が大きい場合は、塗装をしても補修した跡が目立ってしまうかもしれません。
見た目を気にする人や長く破風板を持たせたいという人は、カバー工事か交換工事が良いのではないでしょうか?
破風板の色を雨桶の色に合わせるとオシャレに
破風板を塗装しなおす際、雨桶の色に合わせることで家全体の色がまとまります。
以前と同じ色で塗り直す方が多いのですが、全体のバランスを見て塗装することで統一感がでるのでユーコーコミュニティー秦野支店おすすめですよ。
破風板もメンテナンスが必要な箇所です。
外壁や屋根のメンテナンスに合わせて点検・塗装してもらってくださいね。